2015年1月28日水曜日

総評

★NyanSELECT2014を終えて

4団体は無難に舞台美術を活かし、冒険が観られなかったのは少し寂しい。
唯一個性的であったのが、『ピンクとブルー』。但し2階の舞台美術を活かした演出がなかった点と、ラストシーンに規定の暗転不使用をせず暗転を使用したために、減点対象となり、最優秀を逃してしまった。これは、演出家が舞台美術を活かすために敢えて挑戦したが、美術を越えることはできなかった結果である。だが、自分流の演出を貫いた姿勢は圧倒される。
今年は珍しく、参加団体演出の評価と審査側とが最優秀団体がほぼ一致という結果であった。
『ぷくぷくぽこぽこ』は個性的な作品というより、舞台美術を無難に活かし、脚本も美術の雰囲気にピッタリとはまっていたというのが、最優秀に選ばれた要因である。

NyanSELECT2015は、是非とも枠からはみ出る位に冒険をしてもらいたい。



主催
ヤマサキケイコ